被災された皆さまへお見舞い申し上げます
2025年8月7日から11日にかけて発生した九州・北陸の記録的豪雨により、被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
この期間、石川県では線状降水帯が発生し、金沢市では川の氾濫により住宅街が冠水。
2万3千世帯を超える避難指示が出され、輪島市や珠洲市でも避難所が開設されました。
さらに8月8日～11日には九州全域で甚大な被害が発生。熊本県を中心に大雨特別警報が相次ぎ、土砂崩れや河川氾濫、停電・断水などが各地で報告されました。
福岡県宗像市では48時間で598mmの降雨を記録し、これは8月平年雨量の約3.3倍に相当します。
短期間で平常月を大きく上回る雨量が観測され、地域のインフラが深刻な影響を受けました。
豪雨で浮き彫りになった“使える水”の課題
今回の豪雨では、電力・通信網と並び、**「水の確保」**が大きな課題として顕在化しました。
特に被災直後は、飲料水に加え、以下のような生活用水の確保が困難な状況に陥りました。
- トイレの洗浄ができない
- 清掃・消毒用の水が不足
- 冷却や衛生維持が困難
被害の拡大とともに、「災害時に使える水をどう確保するか」という問題が改めて浮き彫りになりました。
“雨”を資源化する備え ― ecowin WATERとは？
こうした課題に対し注目されているのが、雨水をその場で再利用できる備えです。
株式会社エコファクトリーが提供する「ecowin WATER（エコウィンウォーター）」は、
電源を使わずに雨水を純水レベルまで浄化し、生活用水として再利用できるシステムです。
主な特長
- 電気・ポンプを使わない完全無動力運転
- 雨水をトイレ・清掃・冷却・災害用水として再利用
- 災害時でも安定した水供給を維持
- SDGs・BCP・地域防災に貢献
停電・断水時にも稼働できるため、「生活インフラの最後の砦」として高く評価されています。
導入事例｜災害対応から省エネ運用まで
ecowin WATERは、自治体・学校・企業などで実際に導入が進んでいます。
事例① 小中学校での防災利用
ある自治体では、小中学校に設置したecowin WATERが断水時にも機能。
トイレや清掃に必要な水を供給し、避難所の衛生環境を維持しました。
事例② 熊本県宇土市「ecowin宇土アリーナ」
同施設では、ecowin WATERを空調室外機の噴霧冷却に活用し、
消費電力削減と冷却効率向上を目的とした実証実験を実施中。
通常時の省エネに加え、災害時には生活用水供給としても機能する点が評価されています。
有事にこそ問われる「水の安心」
停電や断水が長引く中、「水がある」という安心が被災生活の質を支えます。
その安心を確保する仕組みこそが、地域レジリエンスの要です。
「水が止まらない」ことは、「暮らしを止めない」こと。
ecowin WATERは、そのための静かな備えです。
雨を“被害”から“備え”へ
気候変動の影響で、豪雨災害はもはや特別な出来事ではなくなりつつあります。
だからこそ、雨を被害ではなく資源として活かす発想が求められています。
地域で水の自給力を高めることは、住民の安全と安心、そして持続可能な社会の構築につながります。
まとめと今後の展望
株式会社エコファクトリーは、
**「雨を資源化するグリーンインフラ」**としてのecowin WATERを通じ、
防災・減災・環境保全の分野で貢献してまいります。
導入に関するご相談や資料請求は、以下よりお気軽にお問い合わせください。
